arazai01.jpg(11733 byte)2006年03月14日

タモの荒材を平面出しして、板厚を揃え、使える材にする手順を書いてみました。荒材を使うのは初めてなので、もっといい方法があると思います。ご存知の方は是非ともご教授ください。
まずは荒木取り。使う長さより30mmぐらい長く取りました。材の幅は揃っていないので、板矧ぎして必要な幅が十分取れるだけの材を木取りました。
arazai02.jpg(11051 byte)幅が広すぎて手押しにかからないので、トリマーを使って基準面を出しました。
ご覧のような平面出し治具を作ってみました。手前と向うに2×4材を置いて治具を上にかぶせます。手前のトリマーのストッパーは位置が決まっているのでビスで固定してます。向こう側のストッパーは材の幅によって動かさなければならないので両面テープで固定。これで2×4材を削ることなく平面出しが出来ます。
ビットは一番径の大きい19mmのパターンビットです。タモ材の厚さがちょうど良く、パターンビットのベアリングがうまく治具のヘリに当たったので、特に工夫しなくてもうまく使えました(ラッキー!)左右にトリマーのベースプレート用ストッパーの材を付けるとストレートビットが使えてもっと使いやすくなると思います。
2×4材、スペーサー用の細い材、タモ材、スペーサー用の細い材、2×4材の順に並べて、挟み込んでます。
arazai03.jpg(11796 byte)タモ材を削ったところ。トリマービットの線がうっすらと残ってますが、平面はしっかりと出ました(^_^)v
arazai04.jpg(9158 byte)タモ材によっては捩れや反りがあって材を作業台に置いたときに安定しないでガタガタする物があります。そのままではうまく平面が出ないので、下に薄い端材などを挟んで、安定させます。
arazai05.jpg(15185 byte)基準面を下にして自動カンナをかけます。両面平らになったら、あとは必要な板厚までどんどん削るか、バンドソーで引き割って板厚を揃えるかどちらかで板厚を決めます。
板矧ぎしないのであれば必要な板厚にします。板矧ぎするのであれば、必要な板厚+2〜3mmにします。板矧ぎ後に、自動カンナで削り、目違いをとるので、若干厚めにしておきます。
arazai06.jpg(11468 byte)木端を切ります。矩尺でだいたい直角を出しておくと後が楽だと思います。
arazai07.jpg(13529 byte)矩尺で引いた墨線に沿って丸ノコでカット。
arazai08.jpg(10165 byte)きれいな材が出来ました。あとは板矧ぎするなり、本木取りするなりします。