bhozo01.jpg(13694 byte)2006年05月15日

いつもはトリマーとトリマー用のホゾ切り治具を使ってホゾを切っていますが、どうしてもヘリがささくれ立ってしまったり肩口がむしれてしまったりするので、どうにかきれいにホゾが切れないか考えてみました。
テーブルソーを持っていれば迷わずにテーブルソーとデイドカッターで加工するのでしょうが、あいにく手持ちはバンドソーのみ。どうにかバンドソーでホゾを切れないか考えてみました。
写真のように板を直角に取付けたものを2セット用意します。
bhozo02.jpg(20038 byte)バンドソーのテーブルのヘリを基準として2つの板を取付けます。
bhozo03.jpg(18936 byte)ホゾを切る材は写真の様に左側のストッパーに押し付けてマイターゲージで送って、向こう側のストッパーで止めます。
あらかじめマイターゲージの直角はしっかりと出しておきます。
bhozo04.jpg(12932 byte)4面削った状態。
ホゾの長さが10mm(トリマー用のホゾ切り治具にぴったりと合わせます)、切り込みの深さが4mmぐらいになるようにそれぞれのストッパーの長さを微調整します。この調整はカットアンドトライで慎重に行いました。
bhozo05.jpg(15924 byte)この後トリマー用のホゾ切り治具でホゾを切ります。ホゾの厚さはこの時にトリマービットの出し加減で微調整します。
bhozo06.jpg(16288 byte)トリマーで削った直後の状態。ささくれもなく、むしれもなく、このままで使えます。
bhozo07.jpg(11805 byte)手前がトリマーのみで削ったもの、奥がバンドソーとトリマーを使って削ったもの。
肩口のむしれと、写真ではよくわかりませんが、ささくれも手前のほうが目立ちます。
バンドソーで加工するひと手間が増えますが、大変きれいに仕上がりました。これからはこのやり方で行こうと思います。