cclamp01.jpg(55887 byte)2015年9月14日

作業台に材を固定する時など、大きくて懐の深い木製クランプがあったら・・・と思うことは多々あります。
ネットで調べるとwoodgearsにLong-reach wooden C-clampsというのを発見。これだ!と叫び、殆どそのままコピーしました。

早速作りましょう。
本体は相欠きで組みます。19mmのストレートビットと直線切り治具で削ってます。
cclamp02.jpg(45249 byte)いいんでない。
cclamp03.jpg(43086 byte)ナットを固定する穴開け。
穴の径を自由に変えられるパワービットが活躍。
cclamp04.jpg(35710 byte)ナットの外形よりほんの少し小さな穴を開け、ピタリと入る様にノミで削ります。
cclamp05.jpg(29404 byte)いいんでない。
材の表と裏、両側にナットを入れ、ダブルナットにしました。
cclamp06.jpg(54867 byte)本体の組み立て。
スコヤを当てて矩をしっかりと出します。
cclamp07.jpg(38685 byte)木釘用の下穴開け。
cclamp08.jpg(38046 byte)竹串を木釘にしました。
cclamp09.jpg(66821 byte)ナットの入らない方の腕を斜めにカット。スマートになったでしょ。
cclamp10.jpg(56067 byte)角を丸め、面取りして本体完成。
今回は懐の深さを200mmにしました。
cclamp11.jpg(54390 byte)ここからは金工です。
ナットの頭に押さえる部品を取付けられる様にナットの先端のねじ山を落とします。
慣れない金工に手こずり、削るだけで1時間以上かかりました。明日は筋肉痛・・・
cclamp12.jpg(56023 byte)仕上がりました。
形がばらついているのはご愛嬌で。
cclamp13.jpg(49185 byte)ハンドルにボルトを埋め込む穴を開けます。
ボルトは10mmなので、きっちり入る様に9.5mmにしました。
cclamp14.jpg(50387 byte)ボルトに固定用の穴を開けます。
ボルトのセンターに合わせないとドリルビットが逃げるので、けっこう難しかった。
cclamp15.jpg(53439 byte)穴から50mmの所に目印を付けます。
cclamp16.jpg(55597 byte)ハンドルをねじ込み、目印から50mmの所に下穴を開ければボルトの穴にぴったり合います。
この方法はなかなかいい塩梅でした。
ストッパー用のスリムビスをねじ込めばハンドル取付け完了。
cclamp17.jpg(49207 byte)今日はこれまで、時間切れです。

とりあえず形にしてみました。
cclamp18.jpg(40750 byte)2015年9月20日

クランプの押さえ部分の部品。
cclamp19.jpg(39578 byte)補強の為のワッシャーを入れ、釘でボルトを固定します。
cclamp20.jpg(45389 byte)ベニヤを貼り付け。
cclamp21.jpg(37163 byte)ナットを入れます。
cclamp22.jpg(38421 byte)こちら側からも入れ、ダブルナットに。
cclamp23.jpg(46150 byte)形になって来ました。
cclamp24.jpg(44337 byte)最後に押さえの部品を取付け、完成。
cclamp25.jpg(45864 byte)4本作りました。
塗装はオスモにしました。
cclamp26.jpg(35409 byte)ここでひと工夫。
持ち手にコーススレッドを入れました。
cclamp27.jpg(46877 byte)電動ドリルで回せばネジを送るのが簡単です。
cclamp28.jpg(46337 byte)これで懐の深い所を締められます。
cclamp29.jpg(44066 byte)すぐに取り出せる様に天井にぶら下げました。
cclamp30.jpg(50799 byte)2015年9月26日

便利に使っていますが、ボルトがちょっと長すぎ、邪魔になる時があります。必要最低限の長さに切り詰めました。
右がビフォア、左がアフター。すごく使いやすくなりました。
cclamp31.jpg(46160 byte)2016年2月8日

便利に使っていますが、ハンドルがちょっと太くて回しにくかったので、少し細くしました。

ビフォアはたぶん30mmぐらいあったと思います。アフターは23mm。
かなり手に馴染むようになりました。
cclamp32.jpg(46172 byte)全体像。
これでますます出番が増えそうです(^_^)v