chest01.jpg(26895 byte)2006年12月18日

我が家の居間に置く高さ900mmぐらいのチェストを作ります。
コンセプトは「かまち組み構造で、手を抜かずしっかり作る」という事に。寒さに負けずにがんばりましょう!

木取りしました。自動カンナで厚さを揃えてあります。かまち組みなので、幅40〜50mmぐらいの材ばかりです(汗)
左からコーナー用の角材4本、天板用と鏡板用の1×6材、引出し受け用などかまち組みの材数十本です。
chest02.jpg(22047 byte)ホゾ切り治具を使ってホゾを切ります。たくさんありますねぇ〜(汗)
chest03.jpg(23939 byte)ヤスリを使って角を丸めます。三角形のこんな簡単なものでも、あると作業が楽ですよ!
chest04.jpg(19845 byte)引出し受けの前板と後板にホゾ穴を開けます。詳しいやり方は、こちらも参考にしてくださいね!
chest05.jpg(15537 byte)引出し受けを仮に組んでみました。ホゾ穴もぴったり。縦かまちと横かまちの段差もほとんどありません(^_^)v
書き忘れていましたが今回のチェストの構造は、かまち組みに鏡板を入れた側板に、かまち組みの引出し受けを4段ホゾ組みではめ込むという形です。引出しはフラッシュ構造にするのか、オーバーラップにするのかまだ決めてません(汗)
chest06.jpg(23651 byte)四隅のポストに引出し受けを入れるホゾ穴を掘ります。全部で4段分あります。
4本それぞれに墨付けしたら、クランプで4本を押さえてずれない様にして直線切り治具と十字型ストッパー治具でホゾ穴を掘りました。直線切り治具も安定し、同じ段のホゾ穴は十字型ストッパー治具をずらすだけで次々とホゾ穴が掘れて、なかなかいい塩梅でした(^_^)
chest07.jpg(21947 byte)最上段のホゾ穴は端から4mmぐらいしか余裕がなかったので、案の定欠けてしまいました(汗)
端材を当てて、欠け防止にしたら、かなりよくなりました。最初から気が付けばよかったのですが・・・

そもそもこの様な構造はイエローカードなのでしょうね。最上段(天板下)の板は前から見て厚み方向に使うのではなく、幅方向に使うのが普通ですよね。今回は天板を下からビス止めしようと思ってこの様な構造にしてみました。
chest08.jpg(17373 byte)鏡板を入れる6mmのホゾを切って側板の加工は終了。
chest09.jpg(20589 byte)1×6材を2枚に引き割って自動カンナで6mmに揃えました。これを鏡板用に板矧ぎします。
chest10.jpg(25668 byte)引出し受けの枠を組み立てます。
chest11.jpg(22720 byte)足の下は斜めに切ってかっこよくしました(^_^)
丸ノコでカット後、ベルトサンダーで仕上げました。ベルトサンダーは足の形の微調整も出来て便利ですよ〜!
chest12.jpg(19031 byte)6mmの丸面ビットで面取り。組んだとき外側になる2つの角のみ面取りしました。内側の角は組んでからします。
chest13.jpg(40858 byte)鏡板を入れて側板を組んでいます。
形が見えてくると、俄然やる気が出てきますね〜!
chest14.jpg(20019 byte)引出し受けの枠の左右にガイドを付けます。4mmのシナベニヤで。
これが無いと引出しが中で左右にズレてしまってうまく出し入れできなくなります。
ボンドとスリムスレッドでしっかりと固定しました。
chest15.jpg(21328 byte)さ〜て、いよいよ組み立て開始です!
chest16.jpg(26447 byte)ありったけのクランプで締め付けました。
直角には気を付けたつもりですが、乾燥してクランプを外してみないとわからないので、ちょっとドキドキしてます(汗)
chest17.jpg(20160 byte)2007年1月2日

今日も午前中少しだけ木工しました。午後からは近くの公園でソリ滑りです。お父さんもしっかりと滑って楽しみました(^_^)

天板は妻のリクエストにより45度に削ってすっきりとしたデザインにしました。カク面ビットで。
chest18.jpg(16879 byte)天板はコーススレッドで本体と固定することにしました。天板の伸縮を吸収する為に、一番前の穴のみ丸穴にし、後ろの穴は長穴にしました。
chest19.jpg(15807 byte)仮に天板を置いてみました。なかなかいい感じです。本体の組み立て時の歪みもない様で、引出し作りも苦労しなくて済みそうです(^_^)v
この後塗装して、今日の作業は終了です。塗装はいつもの様にウレタンニスで行いました。
chest20.jpg(19957 byte)2007年1月3日

正月休みも今日まで。今日も午前中と午後少し、木工をやってました。正月の三が日、木工が出来て満足です。もちろん家庭サービスもそこそこしてますよ(^_^)

天板を取付けました。後ろの穴は長穴になっているので、スリムビスで留めても天板が前後に動くことが出来ます。
chest21.jpg(21005 byte)枠の完成。
chest22.jpg(22028 byte)次は引出しの材を木取りします。引出し4段分の材はけっこうありますねぇ・・・

手押しで木端を削ってから自動をかる〜くかけて材の厚みを揃えました。厚みが揃っていると板矧ぎがきれいに出来ます。
最終的には前板は18mmぐらい、側板と後板は12.7mmにしようと思っていますが、板矧ぎをしてから厚みを決めようと思ってます。

今回はHPへの露出が少ない自動カンナを載せてみました。手押しと自動はほとんど毎回使っていて、隠れた名手です(^_^)
chest23.jpg(22120 byte)板矧ぎ中。ありったけのクランプを使ってもまだ足りません(汗)
chest24.jpg(22219 byte)2007年1月14日

今日はN♪FamilyさんとMOONさんの3人でミニオフ会でした。楽しかったですよ〜〜!あっという間に時間が経ってしまいました。

ミニオフ会に行くまでの間、引出しの加工をしました。今回はtomさんを真似てLocking Rabbet Jointという手法で組んでみました。テーブルソーやトリマーテーブル無しでどこまで出来るか挑戦です(汗)

後板は片胴付きのホゾに。厚さ4.7mm残してトリマーで削ります。
chest25.jpg(18626 byte)今削った後板がピタリと入る様に側板にホゾ穴を彫ります。4.7mmのスパイラルビットで。
chest26.jpg(17274 byte)側板の前側は6mm残して6mmのホゾ穴を掘ります。前板に彫る溝とピタリと入るので、寸法はしっかりと出さなければいけません。材の端から54mmの所にフェンスを固定します。鋼尺ストッパーを使い、フェンスにするパターンビット用の直線切り治具の位置を正確に決めます。(写真はホゾ穴を掘った後に撮りました)
chest27.jpg(21029 byte)6mmのスパイラルビットでホゾ穴を掘ります。深さも6mmにしました。
chest28.jpg(22549 byte)前板に溝を彫ります。こちらも厚さ6mm残して6mmの溝。フェンスは端から36mmの所に固定です。
深さは側板の厚さの15mmです。
chest29.jpg(20866 byte)前板の端を6mm残して丸ノコで切り落とします。現物合わせで、材の端から101mmの所にフェンスを固定しました。
chest30.jpg(14843 byte)仮に組んでみました。手前が前板、左が側板です。しっかりとクランプすれば隙間もなくなりそう。まずまずの仕上がりです。
chest31.jpg(19642 byte)2007年1月15日

底板を入れる溝を掘ります。5.5mmのベニヤを底板にするので、6mmのスパイラルビットで。
chest32.jpg(22639 byte)今回、初めて水引きをして見ました。tomさんやN♪Familyさんがやっておられてなかなか良さそうなので、真似てみました(^_^)
#120でサンダー掛けした後、スポンジで水引きをしました。
今日はここまで。材の乾燥後、どのようになっているか楽しみです。
chest33.jpg(17820 byte)2007年1月22日

昨日、今日とちょっとずつ時間が取れました。

水引き後、乾燥したところ。うまい写真が撮れませんでしたが、木目が浮き出てます。
chest34.jpg(20717 byte)#240のサンダーをかけると、表面はつるつるぴかぴかすべすべになりました(^_^)v
普通にサンドペーパーの番手を上げて削っていくより、はるかにスベスベになってます。水引きの効果は絶大でした!これからも水引きは必ずやるようにしましょう。
chest35.jpg(21078 byte)引出しの組み立て。
chest36.jpg(22058 byte)最後の微調整はパターンビットで行いました。前板より後板は1mmぐらい低くしました。
木取り段階で前板より後板は1mmぐらい幅も狭くしてあるので、スムーズに出し入れが出来ます。
chest37.jpg(19211 byte)カンナで目違いを取り、微調整をして仕上げました。
chest38.jpg(17013 byte)仮に引出しを入れてみました。ん〜〜!なかなかいいですねぇ(^_^)
あとは、前板の塗装をして底板を入れれば完成。もう一息です!
chest39.jpg(18946 byte)2007年1月27日

今日はけっこう寒かったですねぇ〜〜。寒さに負けずに続きをやりました。

引出しの前板のみウレタンニスで塗装しました。
塗装でも水引きの効果はありました。今までは塗装すると表面がざらついて、サンドペーパーをかけて均していたのですが、今回はほとんどざらつきが出ません。表面を整えるためにかるーくサンドペーパーをかけるだけでつるつるになりました(^_^)v
chest40.jpg(14811 byte)底板を入れたところ。引出しが大きいので5.5mm厚のシナベニヤにしました。
底板は傷んだ時に交換できる様に後ろから入れて釘で留める形にしました。
chest41.jpg(15782 byte)引出しの前を飛び出さない様に合わせたら、後ろにストッパーを付けます。0.5mmでもずれると引出しを閉めたときに見栄えが悪くなるので、慎重に位置決めしました。
chest42.jpg(14814 byte)背板を張ります。
ベニヤでは味気ないので、手持ちの1×材で作りました。厚さ3mmぐらいに揃えて、突合わせて釘留めしただけです。手抜き仕様・・・(汗)
chest43.jpg(19237 byte)あとはつまみをどうするか・・・センスが問われるところですね(汗)
chest44.jpg(12706 byte)2007年2月2日

ようやく気に入ったつまみが見つかったので、早速取付けました。取付け位置は黄金比率に従って上から1:1.62の位置に。真ん中に取付けるより安定感を感じます。

今回、気に入ったつまみがなかなか見つからず、自作も考えましたが、お友達がちょうどいいつまみを持っていて譲っていただきました。
皆さん、つまみなどの小物はどのように入手されているのでしょうか?よろしければ教えていただきたいです。
chest45.jpg(14605 byte)居間に置いてみました。本当はまわりにもっといろいろ置くのですが、撮影用に片付けてきれいにしてパチリ。ん〜〜、なかなかいい感じです(^_^)v