板矧ぎをします。最後に木口を切りそろえるので、板は仕上がり寸法+10mmぐらいで木取りします。板目や板の色などを見て、板の組み合わせを考えます。木裏が表になるようにするのが基本ですが、臨機応変に。
板の順番がわかるように斜めの線を書いて印をつけます。板の表裏がわかるように○と×も。ビスケットを入れるところに印も付けます。両端から70mm、あとは大体20cm間隔で。
2×材は木端が丸く加工されているので、2〜3mmぐらい削ります。墨付けは鋼尺ストッパーを使うと簡単。
トリマー用の直線治具を当てます。
こんな感じで固定して・・・
10mmストレートビットで削ります。2〜3回に分けて。○印側は表から、×印側はひっくり返して裏からトリマーをかけます。
材の木端からビットを少し離すには直線治具のフェンスとトリマーのベースの間に指を入れると簡単。トリマーベースの前側はフェンスに付けて滑らせて行きます。
木端の直線を出すのに最近はパターンビットとパターンビット用の直線切り治具を使うことが多いです。19mm径の大きなパターンビットはちょっと恐ろしいですが、3mmぐらいなら一気に削れます。
直線切り治具の端を墨線にぴったり合わせるだけで、正確に寸法を決められます。
ビスケットジョインターで穴あけします。ジョインターの刃の高さを調節したら、墨付けした印に合わせます。
こんな感じで、左手を押さえるとぴったりと固定でき、ずれません。
ビスケットの穴があきました。
ビスケットの半分にボンドをつけ・・・・
差し込みます。きつければゴムのハンマーで叩き込みます。
ビスケットの出っ張った部分と、木端にボンドを塗ります。
クランプで圧着。
乾燥後、ランダムサンダーで目違いを取ります。最初は#60ぐらいで、仕上げは#240ぐらいで。その後、板の幅を予定の寸法に仕上げ、木口を5mmぐらいづつ切り、予定の長さにそろえます。