ホゾ切り用の治具とトリマーを使います。治具はホゾの深さ10mm専用です。
この治具はオケラ工房さん考案の治具です。感謝!
材を治具に突き当て、しっかり固定します。トリマービットの刃の出を治具の下端から4mmぐらいにして両面削ります。
こんな感じ。
同じビットで端材に彫っておいた仮のホゾ穴にあわせ、ぴったりはまるように刃の出を調整します。
次は横です。全ての材を並べて・・・
一気に削ります。ホゾ穴を出来上がったホゾの寸法にあわせて開けるので、刃の出は特に調節しません。そのままでだいたい4〜5mmぐらいのはずです。
写真では手を添えてるだけですが、実際には親指で材をつかんで動かないようにします。
こんな感じ。
ホゾの端にささくれが出来てます。これを取っておかないと美しく仕上がりません。
ドレッサーで数回シャカシャカとこすればきれいに取れます。
ホゾ穴もトリマーで掘るので、ホゾ穴に合わせて両端を丸く削ります。
こんな感じに仕上がりました。
次はホゾを彫ります。10mmのホゾを彫るので、鋼尺を両側からあてて、ホゾ穴がぴったり10mmになるようにストッパーを調整して墨付けします。これできっちりとセンターにホゾ穴が掘れます。
長さは出来上がったホゾの寸法を図り、それに合わせます。
10mmビット用の直線切断用治具の裏に両面テープを張り・・・
トリマーを止めるための治具(これもオケラ工房さん考案です。感謝!)にも両面テープを張り・・・
こんな感じに貼り付けます。写真が悪くてよく見えませんが、トリマーを止める治具の端は墨付けされたホゾ穴の端に合わせます。
材の幅が狭く、そのままでは直線切り治具が不安定なので、後ろ側に同じ材でゲタをはかせてます。
ホゾ穴を掘ります。一度に彫る深さは5mmぐらい。一気に彫ろうとすると危険です。あわてずゆっくり、安全に。2〜3回で11mmぐらいの深さに彫ります。
掘り始めはこの様に傾けるとうまくいきます。手前と左をしっかりと治具とフェンスに当ててゆっくりと真っ直ぐに立てます。
撮影用にトリマーの上を持っていますが、実際は下をしっかりと持って安定した状態で行っています。
いくつもホゾ穴を掘るので、一度深さが決まれば、厚めのテープなどを張ってストッパーにすると作業がはかどります。のほほんさんなどは立派な治具を作っておられますが、私はいまだ、簡単に済ませてます。
ホゾ穴完成。
ホゾとホゾ穴です。