2005年12月20日

Fine Wood Working誌の増刊号のTools&Shopsを眺めていたらテストカットした材を利用して機械の直角を出す方法が載っていたので、さっそくやってみました。
まずは手押しカンナのフェンスの矩を出します。2×4の端材を2本用意しました。材の上の面にわかりやすく印をつけてみました。
先ずは材を手押しにかけて基準面を出します。
基準面をフェンスに押し当てて1面を直角に削ります。同じ様にして2枚削ります。
手押しのベースの上に削った面を下にして、基準面同士を合わせる様に置きます。削る方向が悪く右の材は印が見えませんが、向こう側にあります。どちらも印は上になってます。
合わせ目は下がわずかに開いているのがわかると思います。この方法では狂いが2倍になるので、正確な調整が出来ます。
フェンスの直角が出ていないので、フェンスを調整します。
今度はぴったりです。これで手押しカンナの矩はきっちりと出ました(^_^)v
次は丸ノコの刃の直角を見ます。基準面を上にして直角切り治具でワンカットします。基準面がわかりやすいように、△マークを書いてみました。同じ様に2枚切ります。
平面が出ているところで、基準面を下にして、切り口同士を合わせます。
上が少し開いていますね。ノコ刃の直角が出ていません。
丸ノコにノコ刃の直角を調整するネジがあるので、これを回して調整します。
何度か調整して、ぴったりと合いました。これでノコ刃の矩もきっちりと出ました(^_^)v
ついでに直角切り治具の矩が出ているかも見てみました。縦方向に2枚あわせます。この長さでは狂いは見られません。もっと幅のある材でやってみる必要がありますね。とりあえずはこれで良しとしましょう。