kasitsukidai01.jpg(47795 byte)2020年11月17日

外はだいぶ寒くなって来て、朝晩は暖房が欠かせない時期になりました。
暖房を入れると乾燥するので、加湿器の出番もそろそろです。

去年まで使っていた加湿器の台は低くて小さいものでした。
kasitsukidai02.jpg(22186 byte)我が家のやんちゃ犬「きなこ」は大きくなって来て高い所にも前足や鼻が届く様になって来ました。
いたずらされない様に加湿器を載せる台も高いものに作り直す事にしました。

ついでに引出しも入れてきなこ用の小物などを収納できる様にします。

全体図。クリックで大きくなります。
kasitsukidai03.jpg(12034 byte)三面図。クリックで大きくなります。
kasitsukidai04.jpg(12930 byte)木取り図。クリックで大きくなります。
kasitsukidai05.jpg(53758 byte)バンドソーで荒木取り。
kasitsukidai06.jpg(44790 byte)今日はここまでです。
kasitsukidai07.jpg(55107 byte)2020年11月21日

そろそろ加湿器を出したくなってきたので急いで作ります(笑)。

天板を板矧ぎ。
kasitsukidai08.jpg(54706 byte)足にホゾ穴の墨付けをします。
4本まとめて曲尺で一気に墨付けします。
素早くできて墨付け間違えが無いので、最近はこの方法で墨付けしています。
kasitsukidai09.jpg(42040 byte)ホゾ穴を開けます。
ホゾ穴堀治具と4mmのエンドミルで。
kasitsukidai10.jpg(53317 byte)一度削ったら材をひっくり返してもう一度削り、材のセンターにホゾ穴が開く様にします。
ホゾ穴の幅は6mmぐらい。
kasitsukidai11.jpg(42185 byte)ホゾ穴の深さは16mmぐらいにしました。
kasitsukidai12.jpg(51562 byte)次はホゾを作ります。
15mmのホゾ作り治具で。
kasitsukidai13.jpg(54267 byte)材の向こう側に肩口のむしれ防止の当て板をして削ります。
kasitsukidai14.jpg(44262 byte)金ヤスリで角を丸めてホゾ完成。
kasitsukidai15.jpg(55396 byte)鏡板を入れる溝を掘りました。
5.5mmのベニヤを入れるので、6mmのエンドミルで。
kasitsukidai16.jpg(54993 byte)組み立ててからでは塗装できない部分があるので、あらかじめ鏡板を塗装。
塗料はいつものオスモのノーマルクリアです。
kasitsukidai17.jpg(50058 byte)側板を組み立てました。
本日ここまで。
kasitsukidai18.jpg(53135 byte)2020年11月23日

外は雪が降り出し、冬景色。寒さに負けず、今日も少しだけ木工。

本体を組み立てます。
ホゾ穴掘り治具と6mmのエンドミルを使います。
kasitsukidai19.jpg(52675 byte)側板に幕板と桟を入れるホゾ穴を掘ります。
kasitsukidai20.jpg(59060 byte)組み立てます。対角線の寸法を測り、変形しない様に気を付けました。
kasitsukidai21.jpg(54203 byte)2020年11月28日

今日で本体を完成させますよ!

45度用の治具を使い、隅木を作ります。
kasitsukidai22.jpg(42093 byte)ビス用の下穴開けはこんな感じで。
kasitsukidai23.jpg(41129 byte)隅木を幕板より1mmぐらい低く取り付けると天板がしっかりと固定されます。
kasitsukidai24.jpg(53511 byte)天板を乗せて本体完成。
kasitsukidai25.jpg(49852 byte)早速設置。
加湿器とサーキュレーターが乗ります。
kasitsukidai26.jpg(12733 byte)2020年11月29日

加湿機台本体は早速昨日から使っています。
続けて引出しを作って行きます。

引出しの図面を描きました。
三面図。クリックで大きくなります。
kasitsukidai27.jpg(9033 byte)木取り図。クリックで大きくなります。
kasitsukidai28.jpg(60215 byte)板矧ぎ中。クランプ総動員です。
kasitsukidai29.jpg(42859 byte)2020年12月6日

板厚を12mmに揃えて木取り後、ホゾ作り。
ホゾの長さは10mm、厚さは4mmにしました。肩口は10mm削ります。
ここまでは10mm専用ホゾ作り治具で削りました。
kasitsukidai30.jpg(45619 byte)肩口の片側は20mmまで削りますが、ホゾ作り治具では削れないのでバンドソーで切り取ります。
フェンスとストッパーをセットして切り込みを入れます。
kasitsukidai31.jpg(41234 byte)フェンスを使って切り取ります。
フェンスの設定を慎重にすればバンドソーでも正確にホゾを作れますね。
kasitsukidai32.jpg(46771 byte)肩口を10mmと20mmに作れました。
kasitsukidai33.jpg(42500 byte)今回はホゾの長さを6mmにしたいので、バンドソーで詰めます。

10mm専用治具で10mmのホゾを作り、そのあとに希望の長さにすると効率良くホゾが作れます。木取りも希望寸法+20mmと決まった長さで寸法を出せるので、間違いも減らせます。
kasitsukidai34.jpg(38810 byte)ホゾ穴は4mmのエンドミルで掘ります。4枚刃なので切れ味いいですよ!
kasitsukidai35.jpg(45929 byte)ホゾ穴を掘ります。深さは6.5mmぐらいにしました。
kasitsukidai36.jpg(41930 byte)仮組み。いいんでない!
kasitsukidai37.jpg(43988 byte)実際に嵌め込んでみました。
ホゾ・ホゾ穴を作る前に前板の長さや各部材の幅を現物合わせで慎重に微調整したのでいい塩梅で入りました。
kasitsukidai38.jpg(43060 byte)側板、前板に底板を入れる溝を掘ります。4mmのエンドミルで。
kasitsukidai39.jpg(52649 byte)上の引出しは吊り桟にするので、忘れずに桟用の溝を掘ります。

本日ここまで。
kasitsukidai40.jpg(58628 byte)2020年12月13日

組み立てました。
縦方向と横方向にクランプをかけなければならないので、締めにくいです。
対角線の寸法を測り、矩には気を付けました。
kasitsukidai41.jpg(50346 byte)前板の外側のみ塗装。オスモのノーマルクリアです。
kasitsukidai42.jpg(42351 byte)前板につまみを取り付ける穴を開けます。
バリが出ない様に裏に当て板を当てました。
kasitsukidai43.jpg(36781 byte)つまみの位置は1:1.6の黄金比率の位置にしてみました。
kasitsukidai44.jpg(41689 byte)裏板を入れて釘で固定。
kasitsukidai45.jpg(37336 byte)2段重ねてみました。つまみの位置はいいバランスです。
kasitsukidai46.jpg(34197 byte)2020年12月14日

あとは引出しの吊り桟と摺り桟を取り付けると完成です。
最初は摺り桟の取り付け。摺り桟を前面の桟の少し上に取り付けたいので、前面の桟に両面テープを貼り付けます。
kasitsukidai47.jpg(39088 byte)ストッパー用の端材を乗せ、摺り桟を下から当ててネジ止めします。
kasitsukidai48.jpg(38431 byte)取付け終了。
kasitsukidai49.jpg(30506 byte)次は上段用の吊り桟。取付位置を慎重に墨付けし、ネジ止めしました。
kasitsukidai50.jpg(31797 byte)ここにきて構造的欠陥が発覚。
下の引出しは左右の振れ止めのガイドが無いので、奥側が左右に自由に動いてしまい、後ろの脚に引っかかってうまく入らない事があります。これは大変!
kasitsukidai51.jpg(26106 byte)左右のずれ止めに6mm厚の材を両面テープで側板の鏡板に貼り付けました。これでうまく入る様になりました。
kasitsukidai52.jpg(45096 byte)完成です。
背板を付けていませんが、とりあえずはこれで使ってみます。
kasitsukidai53.jpg(52807 byte)2021年1月6日

引出しの下段に充電式の掃除機を入れていますが、充電ができなくて不便です。向こう板に充電のコードを通す切り欠きを入れます。
10mmのストレートビットと直線切り治具で。
kasitsukidai54.jpg(33039 byte)完成。
kasitsukidai55.jpg(46078 byte)いい塩梅です。きなこも興味津々(笑)。