手押しカンナと自動カンナを使った木取りのやり方です。
最後に両端を切って長さをそろえるので、仕上がり寸法より10mmぐらい長めに荒木取りします。
2×4材は木端を面取りしてあるので、この部分を丸ノコで落として角を出します。次に幅を決めます。幅は仕上がり寸法より1mmぐらい大きめに荒木取りします。ストッパー付きの鋼尺を使うと簡単です。
手押しカンナで基準面を出します。材はどうしてもかまぼこ形に反っていますので、真ん中が飛び出ている方を上にして手押しをかけます。そうすると安定して送れます。
1×4材も手押しカンナの刃の出を0.2mmぐらいにして軽くかけるとつるつるになります。
木端に手押しをかけて一面の直角を出します。この時、削った基準面をフェンスに押し当てます。
あまり長い材だと真直ぐに削れず、真ん中がわずかに窪んだ状態になったりします。この手押しで扱える長さは受けの定盤の長さの2倍ぐらい(800mmぐらい)が限界のようです。それ以上の長い材は今までどおりトリマーを使った方法でやります。
挽き割りするのは、この段階で。両面手押しをかけて、挽き割った後に自動をかけるときの基準面にします。どちらかの面を丸棒フェンスに押し当て、直角を出した木端を下にします。これで安定して送れます。まだまだ修行が足りず、うまく厚さを一定に引き割れないので、仕上がり寸法より7〜8mmぐらい厚く木取ってます(汗)
自動カンナをかけて厚さをそろえます。写真のように、幅の狭い材ならばいっぺんに通すと効率的です。
幅の寸法を決めます。
最後に両端を切り、長さの寸法を出せば木取り終了です。