ksyuno01.jpg(18752 byte)2022年5月21日

お隣さんの娘さんが使うキッチン用の収納棚を頼まれました。
真ん中には炊飯器を置き、その下には引き出し、最下段はペットボトルなどを収納します。

久しぶりの大物でワクワクしています(笑)。

全体図。クリックで大きくなります。
ksyuno02.jpg(13101 byte)三面図。クリックで大きくなります。
ksyuno03.jpg(14215 byte)本体の木取り図。クリックで大きくなります。
ksyuno04.jpg(52466 byte)いつもの様に1×6材を荒木取りしました。

今日はここまで。
久しぶりの木工で、少し疲れました。
ksyuno05.jpg(66704 byte)2022年5月26日

外気温は28℃まで上がり、真夏の陽気。工房の鉄板天井は太陽に照らされ、目玉焼きが出来そうなくらい熱くなっています。
暑さに負けず、前回の続きを。

木作りします。
手押しで一面の平面を出します。
1400mmの材は工房内では扱えないので、外に向かって手押しをかけます。
ksyuno06.jpg(58724 byte)次は自動カンナ。
ksyuno07.jpg(50947 byte)桟の材は幅+10mmぐらいにバンドソーで切断しました。
ksyuno08.jpg(45646 byte)木作り終了。
ksyuno09.jpg(49612 byte)板矧ぎです。
当て板を当て、目違いが出ない様に材を合わせながら左から順番にクランプをかけ行きます。
ksyuno10.jpg(55676 byte)2022年5月29日

棚板も板矧ぎしました。

最初に中央の目違いを合わせてクランプで締め付け、その後に右、左を目違いが出ない様に締め付けるとうまく行きました。
長さが短い材はこの方法が良さそうです。
ksyuno11.jpg(51616 byte)2022年6月8日

長さと幅を決めて使用寸法にします。
ksyuno12.jpg(44269 byte)棚板にホゾを作ります。
ホゾの長さは15mm。15mm用のホゾ作り治具を使って削ります。
向こう側にはむしれ防止の当て板を当てます。
ksyuno13.jpg(33729 byte)ホゾ厚め決め治具で様子を見ながら厚さを決めます。
ksyuno14.jpg(41520 byte)桟と棚板のホゾ完成。
桟のホゾはセンターからずらしてあります。
ksyuno15.jpg(44803 byte)今日はここまで。
ksyuno16.jpg(58111 byte)2022年6月11日

まだしばらく地味な作業が続きます。

木端を0.5mmぐらいトリマーでひと削りして丸ノコのナイフマークを消します。
ksyuno17.jpg(37962 byte)今回は節穴をふさぐのにおがくずを白ボンドで練ったものを使ってみました。

タイトボンドは粘度が低くいい塩梅でしたが、白ボンドは少し硬めになりますね。
ksyuno18.jpg(26080 byte)この節穴を埋めてみます。
ksyuno19.jpg(26495 byte)ボンドで練ったおがくずを少し盛り上がるぐらいまで詰めます。
ksyuno20.jpg(35067 byte)サンディングブロックで削って平らにします。

コツとしては最初は力を入れずにこすり、盛り上がったおがくずが取れて来たら最後に力を入れて仕上げます。
ksyuno21.jpg(24381 byte)写真では埋めた部分は白く見えますが、実際はそれほど気になりません。

白ボンドのみでは塗料をはじきますが、おがくずが混じっているので塗料が乗るかどうかチェックしてみます。
ksyuno22.jpg(60893 byte)2022年6月12日

一晩置いてボンドが乾いたので、サンディングします。

オービタルサンダーで全体をサンディング。目違いを払うにはランダムアクションサンダーを使いました。

ランダムアクションサンダーのヘリを使い目違いをなでる様にするとうまく削れました。少し時間がかかりますが、細かく修正しながら削れるので、この方法がいいと思います。

奥にあるベルトサンダーも使ってみましたが、パワーがありすぎ、油断をすると削り過ぎてしまいます。細かい作業には向いていないですね。
ksyuno23.jpg(36491 byte)2022年6月26日

お昼前ですが、外気温はすでに30℃近くまで上がっています。鉄板物置の工房内は40℃越え。暑さに負けず、前回の続きをします。

ホゾ穴を掘ります。4枚刃のエンドミルは切れ味がよく音も静かでいいですよ!
ksyuno24.jpg(48562 byte)6mmのエンドミルと6mm用の直線切り治具、十字型ストップ治具を使います。
ksyuno25.jpg(51210 byte)ホゾ穴掘り治具をフェンスにして桟用のホゾ穴を掘ります。
先ずは端材でフェンスの位置決めをします。
ksyuno26.jpg(50754 byte)桟用のホゾ穴掘り。
ksyuno27.jpg(50609 byte)いい感じで掘れました。
ksyuno28.jpg(50353 byte)ホゾ穴の深さを14mmにしたので、ホゾの長さは15mmから少し詰めて13mmぐらいにしました。

バンドソーで切断したのですが、ホゾの下部に当て板をしていないので切断面は少しぼそぼそになりますね。テーブルソーがあればいいのでしょうが、何かいい方法はないでしょうかね・・・
ksyuno29.jpg(32745 byte)2022年7月11日

畑作業などで忙しく、なかなか木工まで手が回りませんが、午前中時間が出来たので、久しぶりに木工。

ホゾの角を金ヤスリで削り、丸くします。
ksyuno30.jpg(48440 byte)仮組みしてみました。
ksyuno31.jpg(56973 byte)いい感じ。
ksyuno32.jpg(58333 byte)炊飯器置き場の桟に背板を入れる溝を掘ります。
6mmのエンドミルで。
ksyuno33.jpg(42851 byte)深さは5mmにしました。
ksyuno34.jpg(49925 byte)側板にも背板用の溝を掘ります。
溝の位置は桟を入れて現物合わせで墨付けします。
ksyuno35.jpg(59532 byte)6mmのエンドミルと直線切り治具で溝を掘ります。
ksyuno36.jpg(33001 byte)いい感じ。
ksyuno37.jpg(40538 byte)溝の位置もぴったり。
ksyuno38.jpg(40045 byte)続けて棚板にも溝を掘ります。
ksyuno39.jpg(27598 byte)現物合わせで墨付けします。
ksyuno40.jpg(51489 byte)同じく6mmのエンドミルと直線切り治具で溝を掘ります。
ksyuno41.jpg(35667 byte)仮組みしてみました。
ksyuno42.jpg(31321 byte)棚板と側板の溝はぴったり。
ksyuno43.jpg(28617 byte)側板と桟の溝もバッチリ合っていますね。
ksyuno44.jpg(50884 byte)炊飯器置き場の桟にはコンセントを付けます。
ksyuno45.jpg(62195 byte)端材を使い、取り付け用穴の大きさを決めます。

12mmのドリルで大まかに穴を開け、トリマーで削ります。6mmのエンドミル、直線切り治具、十字型ストップ治具で。
ksyuno46.jpg(52285 byte)穴が開きました。
ksyuno47.jpg(58225 byte)きっちりと入りました。

今日はここまでで時間切れ。
本番の穴開けは次回に持ち越しです。
ksyuno48.jpg(29844 byte)2022年7月16日

今日はビール半額デー!
午後から札幌ドームにファイターズの応援に行って来ます。
その前にキッチン棚の続きをやりました。

側板前面の上部を丸めます。25mmRにしました。
テンプレートで墨付け。
ksyuno49.jpg(48671 byte)丸ノコでワンカット。
ksyuno50.jpg(42353 byte)テンプレートを当て、パターンビットで削ります。
ksyuno51.jpg(47282 byte)いい感じ!
ksyuno52.jpg(34753 byte)上部の収納は可動棚にしました。
棚受けには市販の「棚ダボ」を使います。
ksyuno53.jpg(49948 byte)端材で穴開けのテンプレートを作りました。
テンプレートを当てて電動ドリルで穴開け。
ksyuno54.jpg(45216 byte)きれいに開きました。
ksyuno55.jpg(29984 byte)左右の穴位置はきっちりとそろっているはず。棚板がガタ付く事はないと思います。
ksyuno56.jpg(29595 byte)続けて炊飯器用コンセントの穴開け。
前回決まった穴の大きさで墨付けをしました。
ksyuno57.jpg(37081 byte)6mmのエンドミル、直線切り治具、十字型ストップ治具で穴開け。
ksyuno58.jpg(48286 byte)またまたやっちゃいました〜〜!
途中で十字型ストップ治具が外れて一部を削り過ぎてしまいました。
ksyuno59.jpg(38758 byte)コンセントを入れれば隠れる場所ですが、簡単に埋めました。
ksyuno60.jpg(33299 byte)桟の面取りをして本日終了。

札幌ドームに行ってきま〜〜す!
ksyuno61.jpg(41895 byte)2022年7月18日

炊飯器置き場の背板は少しでも蒸気が籠らない様に有孔ボードにしました。
木材が高騰しているので有孔ボードは手作りします。

30mm間隔で線を印刷しベニヤに貼り付け、6mmのドリルで穴を開けました。
ksyuno62.jpg(28869 byte)嵌め込んでみました。いい感じ。
ksyuno63.jpg(42208 byte)組立て後にトリマーが入らない部分を面取りしました。
ksyuno64.jpg(48022 byte)棚板の前面も面取り。
ksyuno65.jpg(59436 byte)穴開けした背板を塗装しました。
いつもはオスモですが、今回はしっかりとした塗膜の方がいいのでウレタンニスです。
ksyuno66.jpg(54478 byte)2022年8月1日

畑仕事が忙しくてなかなか木工まで手が回りませんでしたが、久しぶりに木工。

組立てます。

スムーズに組立てる為に当て板受け用ウッドクランプを使います。
ksyuno67.jpg(37294 byte)棚板の両側に2個ずつ取り付けます。
ksyuno68.jpg(40335 byte)クランプの上に棚板を乗せます。
ベニヤ板のストッパーが付いているので落ちる事はありません。なかなか便利!
ksyuno69.jpg(45618 byte)クランプで締め付けます。
当て板がちょうどいい位置にセットされているので慌てずに締め付けられます。
ksyuno70.jpg(61786 byte)クランプ総動員で締め付けました。

締め付け後スコヤを当て、棚板と側板の矩がしっかりと出ていることを確認しました。
ksyuno71.jpg(50923 byte)2022年8月6日

前回までで形が出来たので、今日は塗装をします。
面取り、水引き、サンディング後に塗料を塗ります。
いつもはオスモのノーマルクリアを使っていますが、今回は台所で使うのでしっかりとした塗膜が出来るウレタンニスにしました。

乾燥後、軽くサンディングして2度目の塗装をします。
ksyuno72.jpg(53073 byte)2022年8月11日

本体が出来たので、今日は炊飯器の台を作ります。

板矧ぎ、木作り、寸法決めの後、台の前部分にホゾを作ります。6mm厚で、長さ10mm。
ksyuno73.jpg(50706 byte)スライドレール受けの材も作りました。
ksyuno74.jpg(60827 byte)炊飯器の台にスライドレール受け用のホゾ穴を開けます。
ksyuno75.jpg(51413 byte)仮組みしてみました。
ksyuno76.jpg(44207 byte)本体に入れてみました。
いい感じ!
ksyuno77.jpg(69167 byte)2022年8月13日

墓参りの前に少しだけ木工。

炊飯器台を組み立てました。
ボンドを付けてクランプでしっかり固定。前板の矩には気を付けました。
ksyuno78.jpg(59408 byte)ウレタンニスで塗装しました。
いいアメ色です。
ksyuno79.jpg(51939 byte)2022年8月20日

スライドレールを使い、炊飯器台を取り付けます。

先ずは位置決めしてスライドレールを炊飯器台にビス止めします。
ksyuno80.jpg(33901 byte)次は本体側。炊飯器台からいったん外して位置決め後、ビス止め。
ksyuno81.jpg(41360 byte)スライドレールを引き出して炊飯器台を再度ビス止めして完成。
ksyuno82.jpg(40969 byte)うまく収まりました。

残るは扉と引出し、下段のペットボトル入れ。
もう少し楽しめそうです(笑)

記事が長くなったので、以降の記事はキッチン収納棚(扉、引き出し他)でご覧ください。