ポケットホール治具を作ってみました。ROUTER HANDBOOKに載っていた治具を参考に、トリマーにテンプレートガイドをつけて削り出す方式にしました。
幕板や框の材は50mm幅が多いので、50mm専用治具にしました。50mmの材に2本のポケットホールが削れます。
治具の材はタモにしました。しっかりとした治具になるでしょう。
材の厚さは25mm、幅が50mm、長さは300mmぐらいです。テンプレートガイドの突出しの外径は10mmなので、10mmビットで2本長穴を開けます。
確認用の丸穴も2個開けて、こんな感じになりました。
バンドソーで斜めに切り取ります。実寸で書いた図面を貼り付けて切ってます。
前にストッパーの材を貼り付けて完成です。
出来ればもっと急な勾配にしてポケットホールの長さを短かくしたかったのですが、テンプレートガイドの突出しの長さが足りなく、この勾配で精一杯です。
上から見たところ。丸穴は穴を開ける材がきっちりストッパーに当たっているか確認する為の穴です。
全体像。
前にはビス穴用のガイドの穴を開けました。
さあ!ポケットホールを開けてみましょう。
テンプレートガイドで習い加工します。
治具を材に乗せて、クランプでしっかりと固定します。
6mmビットの突出し量を7mmぐらいにして削ります。
2本削ったら前から3mmドリルで穴開け。
スリムビスで固定します。本当は専用のビスがあるといいのですが、これでもそこそこ固定されるようです。
こんな感じで接合できました。
思ったより力強く固定できたので、いろいろなところで活躍できそうです(^_^)v
厚さの違う材にはスペーサーを敷いて固定するとうまくいきます。
ポケットホールの幅が6mmと狭いので、ドリルビットは細身のものを使いました。

市販のポケットホール治具の改良はこちらにあります。