2005年12月06日

引出しへのスライドレールの取付け方法です。取付けがシビアで、毎回やり直しているので(汗)、まとめてみました。
今回は底付け型のスライドレールを使いました。
底付け型のスライドレール1ペアです。
上が組み合わさった状態。この状態で上が枠の側板に付き、下に引出しが付き、右側に引き出すイメージです。
スライドレールは組み合わさった状態で厚さが12mmありました。左右で24mm。枠の幅の実寸を測り、マイナス24mmの幅で引出しを作ります。現物合わせがポイントです。
引出しは下の段から取付けて行きます。
ネジ止め用の墨線を引きますが、今回購入したスライドレールは引出しの底から16mm上が墨線の位置でした。4つ下の写真を見ていただければわかると思いますが、引出し側は底をスライドレールで受ける形になるので、スライドレールの板厚分の1mmを足して枠の底から17mmに墨線を引きます。
センターを合わせてネジ止めします。この段階では長穴のみ止めます。丸穴は上下を微調整して、最終的に位置が決まった後に止めます。
付きました。
引出し側の金具を取付けます。
入れたところ。底を引きずらず、ちょうどいい感じで付きました。
続けて2段目の墨付けです。現物合わせで、1段目の前板の上を基準にします。
2段目の引出しの前板は、側板から5mm下に飛び出しているので、これを足します。隙間を1mmとして、1+5+16=32mm上にネジ止め用の墨線を引きます。
右と左、それぞれで行います。右と左、微妙にずれがあるのでどちらか片方のみ測り、反対側をその長さにあわせると、うまくいかない場合が多いです。
2段目が付きました。
隙間は1.5mmぐらいです。この段階で、左右の隙間が均等になるように、受けのスライドレールを上下させて合わせます。出し入れして、ガタがないように、受けのスライドレールの後ろの高さも調整します。
時間をかけて、納得いくまで調整しましょう(笑)
一番上の引出しは、天板と若干干渉してしまいました。カンナで削って微調整しました。
全て取付けて、OKとなったら受けのスライドレールの丸穴をビス留めします。これで動く事はありません。
枠側はこんな感じです。
引出し3段。
うまく納まりました。
引き出したところ。