2005年03月16日

トイレットペーパーなどを置いておくトイレ用の棚を作りました。サイズが大きく、物置工房では取りまわしにちょっと苦労しました。
まあるいツッパリ棒受けが可愛いでしょ?
ここからは製作風景です。
今日はすごくあったかくってプラス7℃ぐらいまで気温が上がりました。もう春はすぐそこ。今年始めて工房の扉を開け放って木工をしました。エンジン全開です(^_^)v
頼まれもののトイレ棚を作ります。
いつもどおり手書きの図面です。
今回は仕上がりの板幅が130mmなので、板矧ぎはなし。仕上がり寸法に木取りしたら、1×6の140mmを131mmぐらいに縦引きします。いつもの様にストッパー付き鋼尺で墨付けして、丸ノコで。写真では治具の下になって材は見えません(^_^;)
その後トリマーでナイフマークを消しつつ、130mmに仕上げます。
天板は1000mm以上あったので、直線切り治具では切れません。直線の出た1820mmの合板をフェンスにして切りました。材の幅が狭く、クランプで留められないので、両面テープで止めました。
あらかじめ直線切りのフェンスに6mmの合板を乗せ、カットした材を用意しておきます。この板の奥行きはぴったりフェンスから丸ノコの刃までのサイズになってるので、これをスペーサーにします(フェンスから刃までの寸法を計算で出して墨付けすればいいのですが、よく間違うのですよね・・・)。131mmぐらいで墨付けした線に合わせ、スペーサーを置いて、その後ろに合板を両面テープで止めます。
右側が材で、左は高さ合わせの端材です。端材を挟めば合板のフェンスが安定します。
丸ノコでカット。
長尺ものをトリマーで面取りする為に、こんな治具を作ってみました。1820mmの合板に下がぴったりになるようにL型のアングルを埋め込んだものです。フラッシュトリマービットを使うフェンスにします。これでナイフマークを消しながら、130mmに仕上げます。
この治具は、アルミの強度が足りなくってイマイチ。3mm厚ぐらいの平板を使って作り直した方がいいかも・・・
R3mmの丸面ビットで面取りをします。
#240ぐらいのサンダーでつるつるに。
スリムネジ+ダボで仕上げるので、ネジの場所をポチッと墨付けします。ポチッと点で墨付けるので、後が楽です。ストッパーつきの鋼尺2本で縦と横から。材の端からの寸法が大きいときはこのようにメジャーと鋼尺で。メジャーもけっこう使えます。
垂直穴開け治具で下穴開け。
ダボ用の下穴ドリルで穴開け。10mmぐらいかな?
スリムネジの頭がほんの少し出るまでねじ込んで、ボンドをつけます。この写真は真中に付く縦板なので、上にダボ穴が開いてますが、これはここでは無視してください。下のボンドが付いているところに横板がつきます。
助手治具を使って組み立てます。
これはなんでしょう・・・
横に置けるスペースがないので、こんな感じで立てて置いてます。工房は狭いのだ!
あとは天板をつけるだけ。今日はここまででタイムオーバーです。
天板は左右3mmぐらいづつ飛び出させました。そうするとぐっと家具っぽく見えます。天板を取付けたらダボ埋めします。詳しくはこちら
ダボ切りノコはのほほんさん考案のもの。重宝してます。
ダボ埋めする時は、キズ防止の為、下にこのようなマットを敷くといいです。
塗装する前に、いったん家の中に運び、乾燥させることにしました。FAX台では乾燥による収縮に悩まされましたので・・・
前面に突っ張り棒でカーテンをつけるので、突っ張り棒を受ける出っ張りをつけます。かわいらしく、丸くしました(^_^)。トリマーでテンプレート加工するので、型紙を作ります。厚紙を貼り合わせて3mmぐらいの厚さにしたものに、製図します。
カッターで切り抜きました。
材に両面テープで貼り、パターンビットで削ります。その前にジグソーで仕上がり寸法より数ミリ大きめに切っておきます。
3mmRの丸面ビットで面取りして完成。
突っ張り棒の受けはダボで止めるので、ダボ穴開け用の垂直穴開け治具を作ります。適当な端材に8mmのドリルで垂直に穴を開けます。
突っ張り棒の受けに穴開け位置を墨付けしたら、垂直穴開け治具をぴったりと固定して穴を開けます。ドリルにはビニールテープを巻いて掘り込む深さのストッパーにしています。
ダボ穴位置の印をつける為の「センターポイント」という道具を今開けた穴に差し込み、本体に押し付けて印をつけます。本体側も同じように垂直穴開け治具で穴を開けます。
たっぷりのボンドとダボで止めます。乾燥するまで、クランプでがっちりと固定しておきます。
塗装の前に#320ぐらいのサンドペーパーで全体を軽くこすり、少しだけ薄めたウレタンニスをウエスで擦り込みます。裏側から塗り始めます。
乾燥したら#320ぐらいのサンドペパーで軽くこすって完成。まあるい出っ張りがかわいい!