chair501.jpg(20570 byte)2007年4月2日

子供用に作った椅子を大人の食卓用ちょっと座り椅子に使ってます。過酷な使用に耐えられず、ホゾが緩んでガタガタに・・・
そこで、ちょっと大きめで大人も少し余裕で座れる椅子を作ります。
今回はホゾ組みではなく、ポケットホールを使って組んでみます。椅子の苛酷な使用環境にポケットホールが耐えられるのか・・・ちょっとした実験も兼ねてます。

木取り終了。
chair502.jpg(20711 byte)幕板や貫板にポケットホールで穴開け。
chair503.jpg(17048 byte)各々4枚ずつ穴開け終了。
chair504.jpg(18486 byte)ポケットホールでは穴が見えてしまうので、背板のみホゾ組みです。ホゾ切り治具を使って削りました。
トリマーで削る時、一度目に削る量を1mmぐらいにすると、ささくれも短く、後の処理も楽でした。これならバンドソーなどを使わなくてもそこそこきれいに出来そうです。
chair505.jpg(20637 byte)あとはホゾの幅が10mmになるように削ります。
chair506.jpg(17305 byte)10mmのホゾを切ったところ。ささくれはほんの少しです。ドレッサーで2〜3回擦るときれいになりました。
chair507.jpg(21887 byte)ホゾの肩口は10mmぐらい削ります。
chair508.jpg(20164 byte)ホゾの完成。このあとヤスリで角を丸めます。
chair509.jpg(23505 byte)後ろ足に背板を入れるホゾ穴を。直線切り治具と十字型ストップ治具で。
chair510.jpg(21632 byte)6Rの丸面ビットで足の角を面取り。
chair511.jpg(17828 byte)さて、いよいよ組み立てです。
貫板の両端の下にスペーサーを挟んでクランプでしっかり固定(今回は4mmと5.5mmのベニヤでぴったりでした)。足もクランプで固定してからネジ止めしました。こうすれば微妙にずれることもなく、きっちりと組み立てられます。
chair512.jpg(21056 byte)組み立て完了。ガタもなく、きれいに組み立てられました。
その都度側板や幕板、足をクランプで固定しての組み立てとなったので、組み立てにはけっこう時間がかかりました。でも、ホゾを切る必要もなく、接着剤の乾燥待ち時間もないので、1日あれば十分組み立てまで出来ました。
ただ、椅子だとどうしても貫板のポケットホールの穴が見えてしまいますねぇ・・・使うところをもう少し考えたほうがいいのかもしれません。
chair513.jpg(19240 byte)ポケットホールの穴の感じはこんな感じ。ここは幕板なので、座板が乗れば見えなくなります。
chair514.jpg(15300 byte)2007年4月15日

4月だというのに寒いですねぇ・・・
今日は作りかけの椅子を完成させるべく、早朝から木工開始!
板矧ぎしてあった材をバンドソー、丸ノコで木取り。本体と座板は組み立てる前に塗装しました。
chair515.jpg(14793 byte)座板を受ける材は写真のように端材を加工。本来は座板受けの材は幕板の上面と面一に取付けるのがいいのですが、座板受けの材を固定するためのコーススレッドとポケットホールのビスが干渉してうまく取付けられませんでした(汗)仕方がないので写真の様に座板受けの材を少し下げて固定しました。
こんな不具合もあり、また、貫板の内側にポケットホールの穴が見えてしまうという事もあって、椅子をポケットホールで組むのはイマイチの様な気がします。
chair516.jpg(13200 byte)いろいろあり、思いの他時間がかかってしまいましたが、どうにか完成です。
chair517.jpg(19685 byte)いつも座るところに早速デビュー。テーブルに比べてちょっと白いですが、使っていくうちにいい色になっていくでしょう。さっき見たら、背板の所に早速何か小物をぶら下げていました。時には洋服を置く台に、時には物をぶら下げるハンガーに、いろいろと活躍してくれそうです(作者の意向とは違った使い方になってますよねぇ・・・(汗))