hozojig01.jpg(15163 byte)2007年11月14日

トリマーテーブルなしでも簡単にホゾ穴が掘れる治具を作ります。
5.5mmシナベニヤに写真の様に穴を開けます。中央はトリマービット用の穴、3角形を描いているのはトリマーを取付けるための穴(外側の穴は失敗作です(汗))、左右の長穴は6mmのボルトを通す穴です。
hozojig02.jpg(18590 byte)この様なものを2本作ります。
hozojig03.jpg(16435 byte)蝶ナットで取付けて完成。
hozojig04.jpg(18412 byte)裏側はこんな感じ。
hozojig05.jpg(22311 byte)トリマーベースを取付けました。
hozojig06.jpg(16476 byte)ホゾ穴の位置を罫書きます。
hozojig07.jpg(20629 byte)ストレートビットの刃が罫書いた墨線の位置になるように治具の位置を調整。
hozojig08.jpg(21819 byte)材をぴたりと挟むようにガイドを動かし、蝶ナットを締めて固定します。
hozojig09.jpg(23165 byte)さて、それではホゾ穴を掘ってみます。5mmぐらいビットを下げ、写真のように斜めにしてからスイッチオン。ゆっくり下ろして行くと安全に彫り始められます。
hozojig10.jpg(19431 byte)2回掘って深さ10mmのホゾ穴が完成。
hozojig14.jpg(23469 byte)1本掘ってみて、ぴたりと合わないときはガイドの位置を微調整します。
手前左の蝶ネジだけ緩めず、他の3本は緩めます。手前のガイドの右側をほんのわずか前後させ、位置を微調整。これに合わせて向こう側のガイドも固定すれば、0.1mm以下の精度で微調整できます。
写真は撮影用に大げさに手前にずらしてます。
hozojig11.jpg(15749 byte)ホゾを入れてみました。
hozojig12.jpg(16161 byte)ぴったりです!
今までホゾ穴は作業台を使ってストレートビット用の治具を使って彫ってましたが、これからはこの治具が活躍してくれそうです!

ホゾ穴掘り治具を使ったホゾ組みの詳しい手順はこちらにまとめました。
hozojig13.jpg(26601 byte)この治具はWoodsmithの別冊ROUTER WORKSHOPに載っていました。オリジナルはプランジルーター用でしたが、手持ちのトリマーに合わせて大きさを変えて作ってみました。
hozojig15.jpg(15496 byte)2008年3月12日

シナベニヤのベースプレートでは材に墨付けした墨線が見にくく、作業がやりにくかったので、透明アクリル板でベースプレートを作り直す事にしました。

アクリル板ではごまかしがきかないいので、jw-cadで図面を描きました。ベースプレートの大きさは110×170mm。アクリル板は5mm厚です。
hozojig16.jpg(25175 byte)印刷した図面をカットしたアクリル板に貼って穴開け。ボール盤はブレもなく、しっかりとした穴が開けられます。大活躍!
hozojig17.jpg(21776 byte)長穴は6mmのスパイラルビットで。
hozojig18.jpg(10693 byte)こんな感じに出来ました。

今回、切断、丸穴開け、長穴開けと、初めてアクリル板を加工しました。丸ノコ、ボール盤、トリマーで加工しましたが、特に問題なく出来ました。アクリル板は融けるかな・・・と思っていましたが、特に何も工夫しなくてもうまく削れました。本当はトリマーなどはコントローラーでスピードを落とすといいのでしょう。
hozojig19.jpg(17863 byte)2枚作ってホゾ穴用とホゾ切り用の専用にしました。
hozojig20.jpg(19965 byte)完成です。
hozojig21.jpg(21580 byte)ビット部分の穴の左に墨線が見えます。これなら作業はぐっとやりやすくなります(^_^)v

ホゾ穴掘り治具を使えばホゾ穴だけではなく、ホゾも簡単に作れます。詳しくはこちらをご覧ください。