kawasuki201.jpg(55730 byte)2019年1月15日

市販の革漉き機を使ってみましたが、下部のローラーが小さく、あまり使いやすいものではありませんでした。
ネットで調べてみると、自作できそうなものが見つかったので、それを真似て作ってみようと思います。

ホームセンターを徘徊し、使えそうな部品を探してきました。
しっかりとしたLアングルの先端をディスクグラインダーで削ります。
kawasuki202.jpg(32091 byte)先端はなるべく薄く。
kawasuki203.jpg(44308 byte)カッターの刃を取付けてみました。
押え板の先端も斜めに削ってあります。
kawasuki204.jpg(47378 byte)ローラースケート用のベアリング(608ZZ)に8mmのボルトを差し込みます。
六角レンチで回すタイプのボルトがジャストフィットです。
kawasuki205.jpg(45084 byte)長ナットにねじ込み。
これが革を漉く時に受けるローラーになります。

ベアリングの径が大きいのでスムーズに革を送って行けると思います。
kawasuki206.jpg(17482 byte)2019年1月26日

sketchupで図面を描いてみました。
kawasuki207.jpg(50668 byte)手持ちの広葉樹(樹種不明)を木作りし、Lアングルを取付けました。
kawasuki208.jpg(49636 byte)ベアリングも取り付け。
kawasuki209.jpg(49636 byte)仮に置いてみました。いい感じ。
kawasuki210.jpg(41495 byte)2019年1月30日

一度仮組みして革を漉いてみましたが、カッター刃押さえの先に隙間が空くと漉かれた床面が隙間に入り、うまく漉けない事が判明。

カッター刃押さえの後部にカッター刃2枚分のスペーサーを貼り付けました。
kawasuki211.jpg(41837 byte)これでカッター刃抑えの先端はピッタリと刃に付きました。
kawasuki212.jpg(41356 byte)今日は時間オーバーでクランプで固定する部材を取り付けられませんでしたが、とりあえず形になりました。
kawasuki213.jpg(40307 byte)横から。
kawasuki214.jpg(39268 byte)刃はベアリングの頂点に当たる位置にしました。

取付けは一発勝負なので、位置決めはかなり慎重に調整しました。
kawasuki215.jpg(44830 byte)実際に革を漉いてみました。

革を横から差し込んで・・・
kawasuki216.jpg(33079 byte)ベアリングに軽く押し付けながら革を引いて行きます。
ベアリングの径が大きいので安定して革を押し出せます。かなり良さそう!
kawasuki217.jpg(35057 byte)2019年2月3日

本体の後ろに固定用の材を取付けて完成。
kawasuki218.jpg(51576 byte)自作ベンチの肘当てに取付けて使います。
kawasuki219.jpg(53481 byte)面取り、塗装はまだなので、時間を見つけて行います。
kawasuki220.jpg(43291 byte)2019年2月5日

長財布に使う200mm×200mmぐらいの大きめな革を漉いてみました。
kawasuki221.jpg(56706 byte)厚さ1.4〜1.6mmぐらいを1mmにしました。一度に漉く量は0.2mmぐらいにして2回で仕上げました。
革を引く時に少しコツがありますが、まずまず使えそうです。
kawasuki222.jpg(54837 byte)2019年2月11日

常に決まった厚さに漉ける様にスペーサーを作りました。

プラスチックのCDケースが厚さ1mmでちょうどいい塩梅。両面テープで厚さ調整して1mm、1.2mm、1.5mmと3種類作りました。
kawasuki223.jpg(37072 byte)革漉き機の刃に挟んで使います。
実際にやってみると挟んだときの力の入れ具合にちょっとしたコツがありますが、毎回ほぼ同じ厚さに漉けました。使えそうです。
kawasuki224.jpg(37097 byte)2019年2月23日

ベアリング一個の革受けを作りました。
左右にはローラースケート用のスペーサーを付けて位置合わせしました。

スペーサーはネットで買ったのですが、中華圏では12個で数百円ととんでもない安値でした。到着まで10日ぐらいかかりましたが、ものはしっかりしていました。
kawasuki225.jpg(34863 byte)刃を平行にすればヘリ漉きに使えそう。
ヘリ漉きにはベアリング2枚の方がいいかも。
kawasuki226.jpg(32701 byte)刃を斜めにすると中漉きに。

テストしてみると斜めでヘリ漉きも出来そうです。