2017年10月16日 愛犬のお骨を入れる骨壷を頼まれました。 骨壷と言っても一辺が20cmの立方体の箱です。 小物はなかなか作る機会がないので、細かい部分に気をつけて作りますね。 | |
図面。 クリックで大きくなります。 | |
メルクシパインの無節の集成材があったのでこれを使います。材のセンターでリソー。 ブレードは16mm3山の挽き割り用。サクサク切れました。 | |
手押し、自動でとりあえず7mmぐらいにしてから板矧ぎ。 先日、手押しと自動カンナのブレードを交換したのでツルピカに削れて気持ちいいです。 | |
2017年10月23日 今日は真冬の一日。最低気温が昼の11時で1.4℃。みぞれが降るとんでもなく寒い一日でした。 寒さに負けずに木工の続きを。 本木取り終了。 | |
飾り板は厚さ4mm、幅を45mmにします。ウッドクランプで束ねて自動カンナで幅決め。 | |
ピタリと寸法が出ました。 | |
飾り板を組んで右の様に貼り付ける予定です。 いきなりボンドで貼り付けるとずれそうな気がするので、先に飾り部分のみボンドで貼り付ける事にしました。 | |
しっかりと組んだら裏から養生テープを貼り付けます。 | |
表に返してボンドを塗布。 | |
はみ出したボンドをきれいに拭き取り、養生テープで固定しました。 写真は左のみ作業後。 とりあえず一組だけやってみました。これでうまく行けば量産します。 | |
2017年10月28日 飾り部分をボンドで貼り付けます。 ここでも養生テープが活躍。各辺の両端とセンターを養生テープで留めました。 飾り部分がずれる事なくいい塩梅です。 | |
全てのパーツを重ねてクランプで固定。 | |
当て板を当ててグイグイ締め付けました。 | |
2017年10月30日 部材は上下左右それぞれ5mmずつ大きく作ったので、丸ノコで使用寸法に。 側板、前・向こう板、それぞれ2枚を両面テープで貼り付け、ベルトサンダーで削り、大きさを合わせました。 | |
さあ、いよいよホゾ穴を掘りますよ! 3mmのエンドミルと、ホゾ穴掘り治具で。 最初に底板を入れる溝を掘りました。 | |
側板は底板の溝を作った後にホゾ作り。18mmのストレートビットとホゾ穴掘り治具で。 耳の部分は上下10mmぐらいバンドソーで切断。ノミで仕上げました。 | |
側板のホゾに現物合わせで前・向こう板に溝を掘ります。 | |
ホゾ穴掘り終了。 | |
仮組みしてみます。 | |
段差もなくいい塩梅。 板厚はもう少し厚くても良かったかな・・・ | |
2017年10月31日 形が見えて来たので楽しみ倍増ですね〜〜! ボンドで貼り付け。クランプは締め付けすぎない様にバランス良く。 | |
直角に組み上がっているか測るのに今回は端材を2本使ってみました。 | |
2枚を重ねて骨壷の対角線に合わせます。 | |
鉛筆で印をつけて反対の対角線を測ればどのくらいずれているか分かります。 小物の矩を見るにはこれが簡単でいいかも。 | |
前板・向こう板と側板の継ぎ目はほんの少し段差が出たのでランダムアクションサンダーで目違いを払いました。 | |
ランダムアクションサンダーだとどうしても面がだれますね。サンディングブロックで仕上げ。 幅広のベルトサンダーがあれば一発で仕上がるのですが、置く場所も先立つものもありません。 | |
角を軽く面取りしてオスモのノーマルクリアで塗装。飴色になっていい感じ。 | |
2017年11月4日 さあ、今日で完成させますよ! 上蓋に丁番の溝を掘ります。あらかじめ端材で試し掘りをしてから本番。 19mmのストレートビットと直線切り治具、十字型ストップ治具で。 この後、角をノミでさらいましたが、さらう面積が広くて大変でした。もっと小さな経のビットで削れば良かったです。 | |
丁番の溝掘り終了。 | |
次は丁番を本体に取付けますが、これがすこぶる難しい。 いろいろ考えた末、両面テープで仮止めする事にしました。 先ずはコピー用紙を丁番の下にはさみます。 | |
丁番の上から両面テープを貼り付け。 | |
蓋をゆっくりと本体に乗せ、位置合わせしたら丁番の上から押し付け、両面テープを本体に貼り付けます。 開いてビス穴のセンターにキリで印を付けます。 | |
両面テープを剥がしてビス止めすれば取付け終了。 今回も一発ではうまく行かず、失敗したビス穴を何度か爪楊枝で埋めてやり直しました(笑) 丁番の取付けは何度やっても難しいです。 | |
取っ手と金具を取付ければ完成。 | |
自作蜜蝋を塗りました。しっとりした仕上がりでいい感じ。 | |
丁番は開くと90度で止まるタイプ。これもなかなかいいですね。 | |
完成です! |