tomekiri01.jpg(21192 byte)2009年1月21日

以前もらって来たファイターズの選手のサイン色紙。子供の宝物です。これを入れる額を頼まれたので、ホイホイ作ります。
留め切りは今までやった事がないので、先ずは留め切り治具から作ります。留め切りの作り方としては、縦と横の材を直角に重ねて置いて一度に切るやり方と、45度のガイドで1本ずつ切っていくやり方がありますが、とりあえずは後者で。精度良く治具が出来なければ前者にすぐに移行します(笑)

先ずは適当な長さの直線切り治具を作ります。
tomekiri02.jpg(21234 byte)直線切り治具の裏に45度で墨線を引いて置いて、材を押えるガイドをビス1本で留めます。
tomekiri03.jpg(20607 byte)45度の調整をする為、正確に平行の出た材を用意して置きます。
治具の左側をクランプで固定して置き、用意した材をワンカット。
tomekiri04.jpg(16928 byte)曲尺に当てて、しっかりと直角になるまで試し切りします。

最初は2枚を並べて作業台の上に立てて、直線になる様にして調整していましたが、イマイチ精度が出せず、曲尺を使う方法に落ち着きました。こんな事をほぼ1日やってました(汗)
tomekiri05.jpg(17419 byte)あと2カ所ビス留めして治具の完成。
tomekiri06.jpg(15958 byte)試しに端材で額縁を作ってみます。
上下、左右の2本はそれぞれ正確に同じ長さになっている必要があるので、2本を重ねて両面テープで貼り付けました。
tomekiri07.jpg(21795 byte)切らない方の材は治具の手前の下に敷いて治具がぐら付かない様にしました。
tomekiri08.jpg(15157 byte)両端カット終了。
tomekiri09.jpg(16112 byte)試しに両面テープで各辺を貼り付けてみました。
tomekiri10.jpg(14974 byte)最大でこのくらい開きましたが、しっかりと締め付けてボンドで固定すればどうにかなりそうです。

まだ、締め付ける方法を考えていないので、実際にボンドで貼り付けたらどうなるのか、ちょっと楽しみです。
tomekiri11.jpg(16967 byte)2009年1月25日

前回作った留め切り治具を安定して支える目的もあり、材を直角に置いて切るタイプの留め切り治具も作ります。
5.5mmのベニヤに、製材して直角、直線の出た材を写真の様に両面テープで貼り付けます。曲尺を当てて、しっかりと直角になるように貼り付けました。
その後、裏からビスで固定しました。
tomekiri12.jpg(16775 byte)留め切り治具を乗せた時にぐらつかない様に、小さな材を2個貼り付けました。
フェンスの厚さは20mm。1×材を製材すると18mmぐらい。たぶんこれ以上の厚さの額縁は作らないだろうという事で、20mmにしました。

ベースの合板は6mmを使いましたが、12mmぐらいの方が良かったです。
tomekiri13.jpg(20500 byte)丸ノコでワンカットしました。
tomekiri14.jpg(20009 byte)これで材を直角に置いて切るタイプの留め切り治具の完成。
tomekiri15.jpg(17937 byte)早速使ってみます。
留め切り治具で切った材を写真の様に置き、背中を両面テープで、フェンスに固定します。
両面テープはほんのちょっとだけにしないと、あとから材を剥がせなくなります。この辺はもう少し工夫の余地有りです。
tomekiri16.jpg(19036 byte)丸ノコでワンカット。
tomekiri17.jpg(15295 byte)組み立てた時にこれでぴたりと合うはずです。
tomekiri18.jpg(10063 byte)前回と同じく両面テープで貼り付けてみました。
ぴたりと合っていないですが、他の矧ぎ面も微妙に隙間があるので、実際に組むとぴたりと合うと思います。
tomekiri19.jpg(20585 byte)ホームセンターをうろついて、こんなベルトを購入。もっとしっかりした金具の付いた荷造り用のベルトもあったのですが、4mもの長さがあり、こちらにしました。これなら2mでちょうど使いやすい長さです。
tomekiri20.jpg(16965 byte)ボンド付けしてこのベルトで固定。
さて、仕上がりはどうなるでしょうか・・・
tomekiri21.jpg(13378 byte)夕食後、様子を見てみました。やはり外側がほんの少し隙間が開いています。どうも切るときに真っ直ぐに切れていないようですね。もう少し慎重に切れば大丈夫でしょう。
tomekiri22.jpg(18874 byte)2009年1月27日

上の写真で真っ直ぐ切れていない理由が分かりました。ノコ刃の後ろがまだ材にかかっているのに丸ノコを止めてしまった為でした。丸ノコを持ち上げる時に余計な所も削れてしまった様です。気持ち良く、スーッと向こうまで丸ノコを押せば大丈夫です!

さて、この前からちょっと考えて、毎回同じ位置に留め切り治具がセットできる様にストッパーを取付けました。
留め切り治具に厚さ5mmぐらいの端材を両面テープで張り付け。右下の白い材です。
tomekiri23.jpg(20277 byte)材を直角に置いて切るタイプの留め切り治具の右上の端材をずらしました。留め切り治具を定位置にセットした時にストッパーに当たる位置に。
tomekiri24.jpg(18818 byte)留め切り治具を左上にずらして行くと、ストッパーでこの位置で止まります。これで毎回同じ場所が切断ができる様になりました。
これで留め切り治具の完成!

額縁作りの相棒、カンザシ治具もご覧ください。