2011年9月12日 近くの自然食品のお店で毎年恒例の小物のフェアーをやります。何か出品して〜!と頼まれました。 売れなくても使えるものという事で、大小のトレーと深めの小物入れを作ります。 図面。クリックで大きくなります。 | |
まずは木作りから。手押しが活躍します。 久しぶりの木工です。気が付けばかれこれ一月以上工房にこもっていませんでした。木屑にまみれると気持ちが休まります(^_^) | |
自動で厚みをそろえます。 | |
次は底板の加工。 手押しと自動で厚みを揃えた1×材をバンドソーで挽き割ります。 | |
平らな面を下にして、厚みを揃えます。 7〜8mmぐらいと薄いので、下にMDFのゲタを敷いています。 | |
板矧ぎ。 | |
自動で幅を揃えてから、直角切り治具で長さを決めます。 | |
本木取り終了。 | |
水引き後、サンディング。この段階は#180のみで。 加工後、組み立て前にもう一度サンディングして仕上げます。 | |
ホゾ穴掘り治具をフェンスにしてホゾを削っていきます。 今回のホゾは長さ5mm、幅4mmの予定。加工に繊細さが要求されます。 フェンスを新しいものに交換して、ビットとフェンスの隙間が最小になる様にしました。これでガタなく確実な加工が出来ます。 | |
ホゾ加工中。 | |
ホゾの完成。ホゾの長さ5mm、厚さは4mm。 この材はトレーの立ち上がり部分なので、幅が24mmしかありませんが、しっかりと角の立ったホゾを作ることが出来ました。満足、まんぞく。 久しぶりに1日木屑にまみれていました。やっぱり物が出来上がっていくのを見ていると楽しいですね!今晩のビールは格別にうまいです! (晩酌中に書いています(汗)) | |
2011年9月18日 ホゾ穴を掘って行きます。 ホゾ穴堀治具を使います。 スパイラルビットは4mm。 | |
材の幅が狭いので慎重に。 | |
こんな感じ。 この後ノミで角をさらって角穴にします。 | |
トレー3品の枠を仮組みしてみました。 緩くもなくきつくもなく、いい感じ。 | |
枠の組み立て。矩には注意しました。 | |
次は底板の取付け。簡単に裏からボンド止めにしました。 隠し釘で何カ所か固定すればいいのですが、あいにく手持ちがありません。ボンドのみだとクランプした時に微妙にズレて大変でした(汗) | |
上の方法だと奥の方にクランプがかけられない所ができてちょっと圧着に不安があります。 それじゃあという事で、MDFで上下から挟んでみました。 | |
クランプの数も少なくて済み、これはいいですね! | |
2011年9月24日 さあ、一気に仕上げますよ! 底板はうまく張り付いた様です。少しだけ枠よりはみ出させて、最後に仕上げる段取り。 | |
仕上げに使うのはこれ。フラッシュトリムビットです。 | |
底板を削って面一にします。 | |
最後に#180と#240のサンドペーパーで手仕上げします。 角もかる〜く面取り。 | |
オスモのパインで塗装します。 | |
深めの小物入れにはこんな金具を付けてみました。 真鍮のビスがなかったので2トーンになってます(汗) | |
トレー他3品完成。 | |
2012年9月23日 去年、近くの自然食品のお店のフェアーに出品したトレーが好評だったとの事で、今年も頼まれました。 去年と同じ寸法で作るので、今回はポイントだけ紹介しますね。 底板用に1×6材を挽き割りします。 バンドソーはホイールバランスを調整したので、調子いいです(^_^)v | |
8mm厚ぐらいを2枚切り出し。残った材は1mm厚ぐらいです。安定して挽き割り出来てますね〜〜。 | |
続けてホゾを作ります。ホゾ切り治具は10mm用なので、シムをかませて5mmのホゾを作れる様にしました。 シムの厚さは現物合わせです。 | |
ホゾ切り中。 ホゾ切り治具にシムを両面テープで貼り付けました。 | |
長さ5mm、厚さ4mmのホゾ完成。 | |
底板は大きめに作って後からフラッシュトリミングビットで仕上げる予定。 大きめな底板を2mmぐらい飛び出るように切断するのに、バンドソーに当て板をセットしました。 簡単な構造なので、専用の治具を作ったらいいですね。 | |
底板切断中。いい塩梅です(^_^) | |
こんな感じで切れました。この後フラッシュトリミングビットで仕上げます。 | |
オスモのパインで塗装して完成。 大きい方は怒った顔に見えますね(笑) |