hozo401.jpg(43933 byte)2016年12月15日

今までは四方胴付きホゾを先に作り、ホゾに合わせてホゾ穴を開けていました。
これだとホゾ穴の幅の微調整が難しい。
今回は基本に戻り、ホゾ穴を先に開ける方法を試してみました。

写真の様なホゾ組を作ります。
hozo402.jpg(41711 byte)肩口の寸法は7mmにしました。
材の幅は50mmなので、端から7mmと43mmの位置に墨付け。ここだけ計算する必要あり。計算を間違わないように(笑)
hozo403.jpg(58346 byte)ホゾ穴掘り治具と6mmのエンドミルで掘って行きます。
hozo404.jpg(44751 byte)準備完了!
hozo405.jpg(52557 byte)エンドミルは材のセンターから少しずらした位置に位置決めします。
一度掘ったら材をひっくり返してもう一度。これで正確にセンターにホゾ穴が作れます。
hozo406.jpg(35074 byte)一度に掘る深さは3mmぐらい。10mmの深さを3回ぐらいで仕上げます。
2回目までは左右をこのくらい開けておきます。
hozo407.jpg(33400 byte)3回目で左右を墨線まで掘り、フィニッシュ。
こうするときれいに仕上がります。
hozo408.jpg(51516 byte)幅は7〜8mm位を目標にしています。今回は6.7mmになりました。

肩口はノミで仕上げるのですが、この段階ではまだ仕上げません。
hozo409.jpg(47318 byte)次はホゾ作り。長さ10mmにします。
自作罫引きで罫書きます。
hozo410.jpg(50822 byte)10mm専用のホゾ作り治具と19mmのストレートビットで削ります。
材の向こう側にはむしれ防止の当て板を当てています。
hozo411.jpg(32503 byte)何度か削り、ホゾ穴にピッタリ入る様にホゾの厚さを調整します。
hozo412.jpg(49925 byte)肩口は材の向こう側に当て板を当て、この様にして削ります。
hozo413.jpg(50513 byte)当て板を治具のフェンスにピタリと押し付ければ木口と直角になるので肩口をきれいに削れます。
慣れるまではちょっと難しいかも。
hozo414.jpg(40005 byte)肩口はこの様に材に当てて位置決めしました。
hozo415.jpg(37614 byte)四方胴付きホゾ完成。
hozo416.jpg(38995 byte)ノミでホゾ穴の角を仕上げて完成。
hozo417.jpg(46947 byte)ホゾ、ホゾ穴の完成。
hozo418.jpg(43933 byte)端もぴったり。いい感じに仕上がりました。