2009年11月23日 手押し、自動カンナを使った木取りとダブりますが、最近の木取りのやり方をまとめて置きます。 寸法出しには鋼尺と鋼尺ストッパーを使います。何度でも同じ寸法を墨付け出来て、なおかつ正確です。 私はおっちょこちょいで寸法間違えを結構やってしまうので、鋼尺ストッパーをセットする時に再度指差し確認みたいな感じでやって間違えない様にしています。 墨線はシャープペンで引いてます。芯の濃さはB。あとから墨線を消す時も材がへこんだりしないので、いいですよ。 | |
材の切断は手持ちの丸ノコです。 最近はテーブルソーをお持ちの方が多く、こんなプアな環境の方はあまり居ないでしょう(汗) 私の工房は狭いので、テーブルソーは夢のまた夢です・・・ 手持ち丸ノコの刃の出し具合を簡単に調整する為に、スペーサーを使ってます。 4mm厚のシナベニヤの端材。 | |
これを直角切り治具の上に乗せて・・・ | |
その上に丸ノコのベースを乗せます。 ブレードのガードをかぶせたまま丸ノコの高さ調整。 | |
スペーサーを外すと下の捨て板に丸ノコの刃が1mmぐらい入る高さになってます。 これ、簡単でいいですよ! 皆さん手持ちの丸ノコに合わせた厚さのスペーサーを揃えてみてください。 | |
材は仕上がり寸法より10mm長く墨付けして、丸ノコでカットします。 10mmは最後に仕上がり寸法にする為の切り代です。 | |
手押しで基準となる平面を出します。 | |
今削った基準面をフェンスに押し付け、両木端面を矩出し。 フェンスの直角はそのつど調整しています。(それだけ信用出来ないのですよね・・・) | |
自動で厚みを決めます。 | |
リソーする材はバンドソーで。フェンスを使うと簡単です。 木端の矩が出ているので、材の上と下で厚さがきっちり揃ってリソー出来ますよ! 以前指を削ってからは、バンドソーでも気を緩めずに押し棒を使って安全に作業しています(汗) | |
幅が狭い材を何本か木取る時もフェンスを使います。 仕上がり寸法より2mmぐらい幅広になる様に設定。 | |
切断後の木端は汚いので、手押しで平面出し。その後またバンドソーで切る・・・を繰り返します。 これで片方の木端の平面が出ている材が必要な本数出来ました。 | |
自動で幅を揃えます。 | |
リソーした材は薄いので、この様に下駄を履かせて削ると簡単です。 | |
両方の木口を直角切り治具で切り、仕上がり寸法にします。 墨付けはやはり鋼尺できっちりと。 | |
これで木取り終了です! 水引き、サンドペーパーがけして、つるつるにしてから使いましょう! |