2005年04月04日 背板にもの入れがついた子供椅子2脚を作りました。ハートマークがかわいいでしょ! 段取りが悪く、ハートマークの切り抜きで失敗したりしましたが、どうにか完成。それにしても2脚分の木取りは量が多くって腰が痛くなりました(^_^) | |
ここからは製作風景です。 頼まれもののちょっと大きめ子供椅子を作ります。 今回のポイントは背もたれのところを小物を入れられるように箱型にします。同じ椅子を2脚作ります。 | |
切ったままだと木端に丸ノコのナイフマークが残ります。これを取ってきれいに仕上げる為、幅を仕上がり寸法より1mm大きく木取り、トリマーをかけます。 刃径19mm、刃の長さ31.8mmの大きなパターンビットで面取りしますが、足にする2×4は厚いので一度では面取りできません。二度目はベアリングがガイドから外れ、一度目に削ったところが基準面になります。写真のように、端から数センチぐらいのところからスタートし、いちど手前(写真では左)に戻して端まで削ってから奥に押していくとうまくいきます。 この前作った直線切り治具は使いやすいです(^_^)v | |
2脚分の木取り終了。 フー、疲れた。さすがにこれだけトリマーがけすると腰が痛くなりました・・・ このような作業はトリマーテーブルがあると効率が上がるのでしょうね。 | |
小物入れにするところの底板をイモ矧ぎします。シナ合板でも良かったのですが、どうせなら全部無垢板で作ろうかなと。 2×4を8mm厚に切り出したものを3枚矧いでます。 | |
ホゾ切り、ホゾ穴開け終了。 ホゾ加工についてはこちら。 この後面取りするのですが、今日は時間切れ。 | |
背板のもの入れ。ホゾで組んでみました。この後ボンドで留めます。 | |
椅子の本体を組みます。左右を先に作り、最後に合わせます。ホゾをボンドで留めたら、クランプでしっかりと固定。スコヤで直角になっているかどうか確認します。なっていなければ締め具合を調節して直角に。 | |
背板のもの入れに底板をつけます。ボンドと釘でしっかり留めます。釘がない所がちょっと浮きぎみだったのでクランプで締めました。 | |
ハートのくりぬきを入れるので、テンプレートを作ります。ダンボールを3mm厚ぐらいに張り合わせたものをテンプレートにします。ワードでハートをプリントしたものを切り抜きます。テンプレートにかたちを移し、カッターで切り抜きます。カッターは力が入るので慎重に。 | |
テンプレートを使い、物入れにハートを墨付けします。位置決めは慎重に。この後ジグソーで1mmぐらい内側を切ってくり抜きます。 本当は組む前にくり抜いておくと楽です。段取り悪いです。 | |
テンプレートを両面テープで貼り付け、パターンビットで削っていきます。 | |
丸面ビットで面取りして物入れは出来上がり。 かわいいハートでしょ! | |
物入れの1つはジグソーで穴あけするときに刃が当たってこんなふうにキズがついてしまいました・・・ おがくずをボンドで練ったものを詰めてみましたが、平らにはなっても跡がはっきりとわかりますねぇ・・・ 段取りの悪さを悔やみつつ、作り直すことに。 うまいリカバー方法があればお教えください! 失敗作は、とりあえず我が家のリモコンボックスに変身しました(^_^) | |
ウレタンニスで塗装します。このあたりのやり方は子供イスをご覧ください。 | |
座面の板を貼ります。左側には位置決めのストッパー、板の間にはスペーサーとして5.5mmの合板をはさんでます。これで座面はきっちり直線に貼れました(^_^)v | |
完成です。ハートマークが可愛いでしょ! | |
2011年1月29日 友達のお子さんに大切に使ってもらっていた小物入れ付き子供椅子。作ってからすでに6年も経っています。 先日、お子さんが座って後ろに体重をかけたらバラバラに分解してしまったとの事。お子さんに怪我なくてよかったです(汗) 前側と背側に見事に分解しています。教科書通りの壊れ方ですね。 | |
ホゾ穴。 経年変化して椅子がいいアメ色になっているのがよく分かりますね(笑) | |
ホゾ。 再度入れてみましたが、ゆるゆるという感じではなく、長年の使用で力がかかり、徐々に緩んできた模様。 ホゾの角を丸めてあるので、ふんばりが効かず、一気にばらばらになったのですね。 子供椅子でも気を抜かず、通しホゾにするなりして外れない工夫をする必要がありますね。 | |
修理開始。 ボンドがはみ出るほどタップリと塗りました。 | |
ポニークランプでしっかり締め付けました。 これでまたしばらく持つでしょう。 |