2008年1月18日 昨日はひどい冷え込みで、旭川の隣町江丹別ではマイナス33.3℃。家の温度計でもマイナス18℃ありました。今朝はマイナス8℃ぐらいだったので、暖かかったですよ〜〜(^_^) いつもいろいろと作らせてもらっているご近所さんから頼まれて、テレビ台を作ります。我が家で使っているテレビ台の様な形で。 必要な寸法より10mmぐらい長めに切った材を手押しで一面のみ平面を出します。その後、自動で厚みを揃え、手押しで木端の丸みを落とします。 最近は手押しが大活躍してますよ〜〜! | |
天板受けは幅50mmの材をかまち組みにします。 まずは1×6材をバンドソーで52〜3mmぐらいになるようにカット。安全に作業できます。 この後手押しと自動で幅50mmに揃えます。 | |
こんな感じに仕上がりました。 | |
荒木取り終了。この後板矧ぎです。 いやぁ〜、さすがに寒いですねぇ〜〜。本当は板矧ぎまでやりたかったのですが、今日はこの辺で退散です(汗) | |
2008年1月22日 長い材は900mm以上あったので、手押しでは板矧ぎするほどの直線は出ませんでした。久しぶりにパターンビットとパターンビット用直線切り治具を使って板矧ぎする面を仕上げました。 | |
板矧ぎ中。 荒木取りの時に側板1枚分の材料を木取りするのを忘れてました(汗)板矧ぎしながら追加で木取り。予想外の作業だったので、精神的に疲れました。 そそっかしいのは年が改まっても治ってませんねぇ・・・ | |
2008年1月29日 今日はここ数日とは打って変わって穏やかで暖かい日。気持ちよく木工開始です。 前回板矧ぎした材を使用寸法に切り出し、ランダムアクションサンダーで目違い取り。 | |
今までは#80で目違いを取って、その後#120、#240と番手を上げてきれいにしていました。今回はちょっと手抜きの方法を。 最初っから#240で目違いを取ってみました。写真の様に気持ちサンダーを傾け、サンドペーパーのヘリを使って目違いに直角に(画面では前後)サンダーを動かしながら目違いをなぞって行く(画面では左右)と案外簡単に目違いが取れました。 厳密に言えば平らにはなっていないのでしょうが、目違いの段差が分からなくなればいいので、これで良しとします。 サンダー掛けの手間もかなり軽減されました。 | |
真ん中がえぐれた節です。写真ではちょっと分かりにくいですね。 | |
瞬間接着剤を使い、タモのおがくずで埋めました。少し盛り上がった所をサンドペーパで均せば美しい節に変身です!これはのほほんさんのアイディア。便利に使わせていただいてます。 | |
天板受けはホゾ組みにしました。今回もホゾの長さは15mm。 ホゾ、ホゾ穴作りはホゾ穴掘り治具で加工しました。 作業方法はこちらにまとめたので参考にしてください。 | |
ホゾ部分。目違いもほとんどなく(全くに近いです)、大満足の仕上がり〜〜! | |
2008年2月5日 側板にホゾ穴掘りです。最近見た洋書に、1度目の深さを浅〜くしてプライムカットすればささくれが殆ど出なくなるというのが載っていたので早速試してみました。 写真では深さ0.5mmぐらい。確かにささくれは殆ど出ていません。トリマーをかけるのは1工程増えますが、これは使えるかも。 | |
この後2度に分けて10mmビットで深さ10mmのホゾ穴掘り。 | |
ちょっと見にくいですが、ささくれは殆どありません。この後、軽〜くサンディングしました。 | |
棚板はホゾ穴掘り治具で削りました。こちらを参考にしてください。 肩口を削るのに今回はちょっと工夫を。 木口がぴたりと合うように端材をクランプで固定。これでホゾ穴掘り治具のフェンスがぐらつくことなく段差が出来ずに削れます。 | |
今まででいちばんの仕上がりです。これは大満足! 削っている時もぐらつく事なく安心して削れました。これからはこの方法でいきますね〜! | |
棚板の裏にポケットホールの穴開け。10mmのホゾがあるので、ヘリから22mmオフセットしてポケットホール治具を固定。板厚のちょうどいい位置に穴が開くようにしました。 ホゾを切ったのに、ポケットホールは余計ですが、長いクランプがないので組み立てた時にボンドとポケットホールで固定する予定です。 今日中に組み立てたかったのですが、日が翳ってくるととたんに寒さがしみてきます。今日はここまで。 | |
2008年2月12日 いきなり組み立て完了。 工房はボール盤のテーブルを作っていて散らかっているし、寒いしで、組み立ては家の中でやりました。 何度も道具を取りに行ったりして、なかなかスムーズに進まなかったです(汗) | |
2008年2月20日 昨日と今日、引出しの荒木取り。1×6材を最終寸法+10mmで木取ったら手押しで基準面出し。 この前作ったプッシュブロックはすごく使いやすいです(^_^)v | |
自動で板厚を揃えたら板矧ぎです。 これでまだ半分。板矧ぎを2回やったら1日が終わってしまいました(汗) | |
2008年3月3日 さあ、次は引出し作り。 前板、後板に10mm長さの片胴ホゾを掘ります。厚さは6mm。 当て板を忘れずに! | |
側板に6mmのホゾ穴。 | |
底板用は4.7mmのホゾ穴です。 組み立てた後から底板を入れる様に、後ろ側のみ端までホゾ穴を掘ります。 | |
底板用のホゾ穴を掘った後に、1mmぐらい前板の底を落とします。そうすると・・・ | |
組んだ時に前板が側板より若干引っ込み、引っかかる事なくスムーズに出し入れ出来ます。 写真は左が前板、下が側板です。 | |
仮に組んでみました。左が後ろから、右が前から。 出っ張りもなく、ピタリと組み上がって気持ちいいです! | |
本組み。 面倒くさがらずにボンドはきれいに広げました。きれいに組むにはこのひと手間が大事ですよね。 | |
クランプ総動員です。 | |
次は飾り前板の引き手を作ります。 下穴を開けるのにいつもはジグソーを使っていますが、今回はボール盤で開けてみました。 力が要らずに開けられましたが、時間もかかり、下に若干バリも出てしまいました(汗)やはりジグソーが良かったようです。 | |
フラッシュトリミングビットで習い加工。 詳しくはこちらも参考にしてください。 | |
飾り前板のまわりは優しい感じがする様に10mmの丸面ビットで面取り。 | |
袴と言うのでしょうか?下の飾り板をボンドで固定。 さて、あとは塗装です。もう一息です〜〜! | |
2008年3月12日 濃い目の色が好みと言う事で、水性ステインのメープルを塗装。原液で2〜3回重ね塗りしましたが、ちょっと色むらが・・・。2倍ぐらいに薄めて回数を塗った方がきれいに出来そうです。色を付ける塗装は難しいです・・・ 水性ステインが乾いたら仕上げに油性ウレタンニスでコーティング。 もちろん塗装の前には水引きとサンディングはしっかりとやってますよ。 | |
天板を乗せ、引出しの飾り前板を取付け、キャスターを取付けて完成です。 飾り前板を丸面ビットで面取りしてあるので、引出しがうるさく見えず、いい感じに仕上がりました。 | |
引出しもスムーズです(^_^) |